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「トーンカーブ」と「レベル補正」の違い<明暗編>
「トーンカーブ」と「レベル補正」の違い<明暗編>
※あくまで一例です。
初心者には「レベル補正」がオススメ!!
明暗を調整する機能として代表的なものが、「トーンカーブ」、「レベル補正」、「明るさ・コントラスト」です。
その中でも、プロが多様する機能が自由度の高い「トーンカーブ」。
しかし、「トーンカーブ」は自由度の高い分、色が崩れやすく初心者には難しい!!
そこで今回は、「トーンカーブ」と「レベル補正」の違いを明暗の調整方法でご紹介します。
iroai(いろあい)流画像補正その① トーンカーブの場合
明暗の調整に最も使われるのが「トーンカーブ」。
極めれば明暗の調整だけでなくあらゆる画像補正ができる万能機能!!
しかし、使い方を誤れば、トーンジャンプやノイズなど画質の劣化につながるとてもやっかいものでもあります。
修正前
「トーンカーブ」で明るく補正
トーンカーブの特性として、明るく補正すると“コントラストも強まる”というのがあります。
したがって、ハイライト部分が白飛びして質感が無くなります。
「トーンカーブ」でポイントを増やして補正
ポイントを増やし、詳細に調整することで、トーンカーブだけで明暗だけでなくレベルの高い補正が可能になります。
しかし、ポイントが増えると、階調が崩れるので要注意!!
iroai流豆知識
トーンカーブは、スライダーを動かさず、カーブをS字に湾曲することで、階調を崩さずにコントラストが調整できます。
さらにポイントを増やせば明暗のレベルごとに補正できるため、細かな修正も可能になります。しかし、ポイントを増やせば階調が崩れる可能性も増すので、まず画質の変化を見極めるテクニックが必要です。
iroai(いろあい)流画像補正その② レベル補正の場合
「レベル補正」は簡単にいってしまえば、「トーンカーブ」を簡易化したもので、画像補正初心者向きです。
デジタル画像の補正機能としては、階調をつぶさないで修正できる優れもの。
明るさとコントラストが同時に調整可能。さらにチャンネル別機能を使えば、色の調節まで出来てしまいます。
修正前
「レベル補正」で明暗を補正
「トーンカーブ」に比べ、ハイライト部分の変化を抑え、中間色が明るくなるため、柔らかなイメージになるのが特徴。
ただし、「レベル補正」でコントラストを強くすると黒潰れや白飛びの原因になるので、要注意!!
iroai流豆知識
「レベル補正」で画像を明るく修正すると、中間色も調節されるため「トーンカーブ」とは対照的にコントラストが弱まり、柔らかい印象になります。
この事から、大きく分けて、濃い画像補正には「トーンカーブ」。淡い画像補正には「レベル補正」がオススメとされています。