※あくまで一例です。
特定の色の強弱を緩和するのがポイント!!
“色かぶり”とは撮影時の環境(照明の色)などが影響して特定の色が強すぎたり、弱すぎる事で発生する現象です。
簡単に言ってしまえば“色かぶり”補正とは、その極端な強弱を無くし、緩和する事によって自然な色に近づける作業です。
補正の方法は多数ありますが、ここでは初心者向けの方法を注意点を交えて幾つかご紹介しましょう。
修正前画像
上記の情報を見ると、Y版のバランスが
極端に突出しているのが分かります。
iroai流豆知識
どんな修正方法をするにしても、まず何色のバランスが崩れているかを確かめる必要があります。
ベテランになれば画像を見るだけで判断出来るようになりますが、まず最初は画像の“ハイライト”部分で確認をするようにしましょう。
iroai(いろあい)流画像補正その① カラーバランスで一発補正!!
「カラーバランス」とは、カラーの全体的な混合率を調整する機能で、階調のバランスにあるシャドウ・中間調・ハイライトの色調範囲を修正して画像を補正していく機能です。
特に選択範囲を作らず全体の“色かぶり”を補正する時に役立ちます。
修正前画像
まず「カラーバランス」の階調を“中間調”にします。
今回の絵柄の場合、Y版のバランスが強くなっているので、イエローと補色であるブルーを+(プラス)に増やします。
「カラーバランス」で中間色を補正
まだハイライト部分の黄色かぶりが気になるので、「カラーバランス」の階調の
“ハイライト”で、さらにブルーを+(プラス)に増やします。
「カラーバランス」でハイライトを補正
修正前画像
修正後画像
iroai流豆知識
色かぶりを補正する際にやりすぎには注意しましょう。
上記の場合では、ハイライト部分の色かぶりをはらいすぎてドレスなどのディティールが消えてしまっては画像補正としては失敗です!!