InDesign入稿/データ作成時の注意点と保存方法
(1)初期設定
(2)データ作成
■配置画像について>>詳細はこちら
■オーバープリント設定について>>詳細はこちら
■濃度オーバーとリッチブラックについて>>詳細はこちら
■極細線(ヘアライン)について>>詳細はこちら
■フォントについて>>詳細はこちら
■データチェック(プリフライト)>>詳細はこちら
(3)保存
(4)出力見本
仕上がりサイズと塗りたし・文字切れについて
断裁時に生じるズレにより用紙の色(白地)が出てしまうのを避けるため、
背景にある色や写真は仕上がり線よりも外にはみ出させるように、3mm以上大きく
作成してください。また、切れてはいけない文字やオブジェクトなどは、
仕上がり線よりも3mm以上内側に配置してください。
CMYK変換について
特色ではない限り、カラーはかならずCMYKで指定してください。
また、特色を指定される場合はスポットカラーを利用せず、
CMYKの組み合わせであるプロセスカラーで指定してください。
配置画像について
推奨解像度は350dpiです。
出来る限り原寸に近いサイズで配置してください。
カラーはかならずCMYKにしてください。
[RGBカラー]で入稿された場合、当社にてCMYKカラーに変換いたします。
その際、PCのモニター上の色合いと印刷後の色合いに差が出てしまい、
仕上がりがくすんでしまう場合があります。
濃度オーバーとリッチブラックについて
文字やオブジェクトに濃度の高い黒として、4色ベタ(CMYK各色の合計が400%)やレジストレーションカラーは
使用しないでください。印刷の許容量を超えた大量のインキが紙に転写されるため、乾きが悪くなったり、
印刷後に紙が重ねられた際に、乾いてないインキが上の紙に付着してしまう危険性があります。
リッチブラックとは墨インキ(K)にCMYのインキを加えて、墨インキだけでは表現できない、深みのある黒を表現する設定です。
当社推奨のリッチブラックはC30 M30 Y30 K100です。
小さな文字やその文字の背景、細い線などをリッチブラックなどのCMYK4色掛け合わせの黒で作成されると、わずかな見当ズレの影響でにじんでいるように見えてしまうことがあります。このような場合は墨ベタ(K100%)で色指定されることをおすすめします。
極細線(ヘアライン)について
モニター上やプリンターでは表示されているが、実際の印刷には
反映されない極細線を「ヘアライン」と言います。
下図のような設定でデータを作成されないようご注意ください。
<印刷されない線の設定例>
フォントについて
当社環境で対応できないフォントについては、事前にアウトライン化していただく必要があります。
その際、以下の点についてご注意ください。
(なお当社で対応可能なフォントについては、「対応フォント一覧」をご確認ください)
[文字ずれ]
[書式]から[アウトラインを作成]を選択することで文字をアウトライン化できますが、
その際に「テキストフレームを選択した状態」と「文字ツールで文字を選択した状態」では結果が異なります。
下記のように、右に余白があいてしまいます。
[文字ふち]
InDesignの機能で付けたふちはアウトライン化することによって見た目が変化してしまいます。
文字はアウトライン化するとオブジェクト扱いになるので、線の太り方が変わり下記のような状態になります。
InDesignのアウトライン化は、このように問題が発生することが多いため、トラブルを避けるために当社はPDF入稿を推奨しています。
データチェック(プリフライト)
PDFを作成する前に、異常がないか確認することで書き出し時のトラブルを回避する事ができます。
[プリフライト]から確認をしてください。
入稿の際は、エラーが無い状態でお願いいたします。
推奨保存形式
InDesign入稿でおまかせ色補正をお希望の場合は、画像とinddデータをまとめて圧縮してください。
その際フォントなどはすべて当社対応可能フォントをお使いください。
InDesign入稿でおまかせ色補正をお希望でない場合は、PDFを書き出して入稿してください。
PDF保存
当社指定の書き出し設定でPDF保存してください。
下記の設定ファイルをダウンロードして下さい。
ダウンロードしたファイルをInDesignで読み込んでください。
[ファイル]→[PDF書き出しプリセット]→[定義]
ファイル名について
ファイル名に機種依存文字や「¥」「;」「.」「*」「/」「?」などは
使用しないでください。